縹船シジマニアが連載していた『現代日本の彗星異能力キャラ文芸』、パスコメの世界観を載せたwikiです。二次創作は原作者として『縹』と書けばオッケーです!

海戦は男女問わず浪漫
破滅は避けられぬが

あらすじ

太陽が昇りはじめた

突然浦山市の海を軍艦が襲う
焦った人々は逃げ惑い、気付けば浦山の街は空になった。

浦山から少し山沿いにある橋武
当然、『例の人々』は謎を解明するために浦山市へと向かう

主役

信濃路ひとみ……このバージョンでの二つ名は『野心震える頭脳派参謀』
現れた軍艦を見て、経緯を知りたくなった彼女は一人軍艦に乗り込もうと奮闘するが、他の人に止められる
江越舵名……このバージョンでの二つ名は『志高き希望の大佐』
現れた軍艦を撃退しようと、祭流崇滝中祟など妖怪郷中羽のメンバーと共に行動する。海戦を得意としているので、彼女は浦山の前線に立っている。
龍起谷梨名……このバージョンでの二つ名は『元凶追えよ地獄の官僚』
今回の異変の元凶は地獄にあると考えた彼女は、羽屋奈乃天王洲栞と共に地獄へと向かう。後半は主役の座を死神の誉扇幽音に譲る
誉扇幽音……今回のバージョンで初登場の死神の少女。このバージョンの二つ名は『地獄から来た鎌持ち執行人』

前々編

信濃路ルート

信濃路は惹かれた、その雄大な軍艦に。
それは同時に彼女の独占欲を掻き立たせた。

だから信濃路は浦山の方へ一人走っていこうとした。
だがすぐに、それを止めようと途中の道路で佳奈が目の前に立ちはだかる。

佳奈「なぜ一人で行くの?」
信濃路「お前には関係ないやろ。協力するなら経験値になってくれない?」
佳奈「いやなんで?」

信濃路「『真風削除』!」

信濃路の攻撃で、佳奈は満身創痍になってしまいその場で倒れた。

佳奈「……だな私……。止め……な…なんて……」

走り去る信濃路を、佳奈は見届ける他なかった。

佳奈も信濃路も近くには誰もいなかったので、この異変に他の人はしばらく気付かなかった。

舵名ルート

軍艦が現れてた時、湧石早苗佐久間柾はたまたま中羽に帰省していた。
喜んだ妖怪郷のメンツはお祭り騒ぎしていた。

パーティをするため、妖怪郷の面々は、中羽の丘で集まっていた。

その途中で軍艦が現れたという情報を聞いた舵名はひたすら望遠鏡で、その軍艦を眺めていた。

柄依名「あれ……、追い払える?」
江越舵名尼子裂久夜、どうなの?」
裂久夜「私にもわかることとわからないことがあるよ。まだあの自称新世界の神の方が役に立つんじゃない?」
湧石早苗「その言い方は……」
滝中祟「怒らない怒らない、事実だもの。そんなことより本当に大変かもな、軍艦討伐」

タタリの重い口調の一言で場は沈み帰る。

茫然としているうちに夜になってしまった。

梨名ルート

天王洲栞龍起谷梨名天王洲栞の3人は軍艦が現れた時、たまたま昼神にいた。
どことなく人が海の方から逃げていく昼神。それでも彼女たちは動じなかった。

梨名「なんだあれ?」
奈乃「取り敢えず行ってみようぜー」
栞「えー……。やばそうじゃん」
奈乃「解決しようぜ」
栞「下手したら死んじゃうよ……」

栞の一言で梨名は閃き、すぐに地獄と交信した。

梨名「地獄でなんか異変あった、幽音?ー
誉扇幽音「戦犯として地獄に落とされた面々が居なくなっている、らしい」
梨名「ちょっと向かうわ」
誉扇「あっ……それは」
梨名「いいだろ、通行表だせよ早くしろよ」
栞「そこまでする……?」
誉扇「お、脅さないで……」
梨名「しゃーねーやろ、地獄出世レースに並びたいし」
誉扇「こやつめ……。まあいい、手柄私と半分こ、いいね?」
梨名「お前も他の死神を見返したいんやろ、協力するよ!」

誉扇は急いで梨名達の前に現れた。

前編

信濃路ルート

『威風堂々たり』

後に信濃路ひとみはそう日記に綴った。

友を捨て、一人乗り込んだ軍艦

そこには軍服を着た数十人の亡霊がいた。
その中の大将格の男に、信濃路は話しかけた。

信濃路「お前は誰だ?」
???「お前、我に向かってお前とは舐めているな……」
信濃路「はいはい、私の名前は信濃路ひとみ、女子中学生だよ」
???「よろしい、潰す前に名乗る他ないな。我が名は板垣橋四?だ。ところでここはどこだ?」
信濃路「浦山……、お前がわかるように言うと『琴浦』らへんだ」
板垣「休める場が欲しい」
信濃路「ちょっと待ってて……、すぐ手配します」
板垣「頼んだぞ」

信濃路は佳奈に電話した

しかし、佳奈は応答しなかった。

『何があったんだろう……?』

そう信濃路は日記に綴った。佳奈を倒したことを覚えていなかったのだ。
焦りのあまり湧石早苗からの電話に出なかった。

佳奈は路上でぐったりとしたままである

舵名ルート

佐久間柾江越舵名は軍艦の分析をしていたが、特に発見はなかった。
湧石早苗「諦めよう、佳奈か信濃路に頼もうよ」

早苗は急いで佳奈と信濃路に電話するが、双方反応がなかった。
なので取り敢えず薬師堂綾小田原彩那に協力を要請する。

一方、江越舵名
土地神の滝中祟祭流崇、最近住み始めた神である宇奈月紫に直接攻め込む許可を得ようとする。

血気盛んな崇は快諾するが、他の二柱はあまり首を縦に振ろうとしなかった。
タタリ「舵名ちゃん……、武力行使しても意味なくね?」
アガメ「ったく……、タタリは頭が固いな。ここで滅ぼさねば妖怪郷は終わっちまう! 今こそ武力行使で追い払うべきだ!」
紫「感情的になるなって……。講和条約を結ぼうよ」
舵名「そういや柄依名はどうなの、羽田野は?」
柄依名「お任せするよ」
羽田野幽冥「私も柄依名t……「どっちか決めてよ!」

紫・タタリ「舵名、まあまあ落ち着けって……。ここで内乱を起こせば元も子もないよ」
舵名「ハモってる……。それは置いといて頼むから交戦の許可を出してよ!」
紫「それとこれでは話が別だ。私は交戦に反対だ。そこは意地でも変えない」

早苗「決まらないの……。私はもう攻めるしかないと思うけど」
櫨染朱紺「こんな話し合いが長引くなら、私はもう絵を描いてくる!」

パーティ会場だったところは、一つの軍艦のせいで雰囲気が荒れ果ててしまった。

梨名ルート


その後、誉扇は魔法陣で3人を地獄へと連れてった。
梨名「帰りの手配もよろしくな、私たちはまだ生きているからな!」
誉扇「弱音吐くなって!」

誉扇がそう叫ぶと、いきなり前に2メートルぐらいある巨漢が現れた。閻魔大王だ。
梨名以外の二人は後退りした。

梨名「どういうことです! 浦山に大きな船が現れたんですけれども!」
閻魔大王「ああ、隣のやつの管轄からやばいの一人、他の死神の管轄から合計で二百人脱走した件か。一番責任が重い死神に責任を取ってもらおうと思ったんだが、その必要はなかったようだね」
梨名「数年ぶりですが、話が長いのは治らないようで……」
閻魔大王「お前の毒舌もな」
梨名「キレるなって……。で、一番の責任者はこのネットニート?」

閻魔大王「いや、兄山だ」
梨名「一気に協力したくなくなる……。兄山って私を穢れた血族龍起谷と陰口を叩くやつだよな!」

閻魔大王「事実じゃないか。神殺しの罪に問われて地上の世界に落とされた神の子孫、2個上の代が食い逃げをしてから地獄のしもべとして生きることを強制されたんだよ、まあ、それは今日で終わるけどな」
梨名「……、心変わりでもしたのか?」
誉扇「最近の世の中、地獄が糾弾されかけているんだよ。人権無視だと」

閻魔大王「困ったもんだよ最近は。とあるマナー講師が地獄に落とされた時は酷かったよ。徳利の使い方を細かく注意して、宴どころじゃなかったよ。さらに地獄の罪人が更生できるように印鑑を押す仕事をさせた時、その罪人じゃない罪人が『不正労働反対!』とか言いやがって。ああ生きづらい!」
梨名「ああ長い!」
誉扇「閻魔大王さん、本題を思い出してください……」

閻魔大王「おっごめん、ずれまくったな。まあ、ともかく出陣しなさい!れ
梨名・誉扇「ラジャー!」

こうして二人は隠れていた羽屋と栞を地獄から引っ張り出して海辺へと向かうのであった。

中編

信濃路ルート


信濃路は船の中を何となく歩いていた。

舵名ルート


「もういい!」
江越舵名はキレて軍艦へと向かう。

「しゃーねーなー」
滝中祟たちは動き出した舵名をほっとくわけにはいかず、仕方なく付いていく。

他の人や妖怪も急いで山を下り、海辺に着き、舵名の能力でたまたま近くにあった船で接近する。


ぶっちゃけた話、この2ルートはそれ以上の行動はしていない。

梨名ルート


地獄から戻ってきた龍起谷梨名達は封印を一生懸命築港口の港湾で練習していた。
全ては浦山地域の平穏を取り戻すために。全ては誉扇幽音の失敗を取り戻すために。

羽屋奈乃「できるの、そんな単純に?」

彼女は封印の練習風景を見てそう呟いた。
ただ手を添えて同じ動きをするだけだったからである。

梨名「安心せい、私達にできないことはない」
羽屋「カッコつけちゃって……」
誉扇「カッコ付けではないよ、閻魔大王の万全なバックアップもあるしね」
羽屋「お前って本当に死神なんだな。人生どうなの?」
誉扇「普通に送れてるよ。ところで天王洲さん……、背中に鎌を持ってるからといって怯えないでくれよ……」
天王洲「死にそうなんだもん」
梨名「無闇矢鱈に人を殺したら閻魔様から罰せられる」
天王洲「じゃあ問題ないね!」

天王洲はいきなり元気になった。
そうして全員でたまたま近くにあったボートに乗り込む。

船は海原へと行くが、道中青白い雷が鳴り響く
そこにヘリコプターで颯爽に現れた人、それは外山琴音だった。

外山「多分犯人は信濃路と妖怪郷のメンツだよ」
梨名「は?」
外山「だーかーらー、灘村佳奈が信濃路にやられたんなよ」
梨名「はつみみ。でも、お前はまだ偏向報道が好きなんだな……。呆れる」
外山「趣味ですから☆」
誉扇「こいつ誰?」
梨名「どーでもいー人。ところでお前、ここへはどうやって来た?」
外山「江越舵名彗鎚で吹っ飛ばしてもらった」
梨名「もはや偏向報道が癖なのか?」

外山は自分の間違えに流石に焦っていたが、それでも付いていくことにした。

青白い雷を一行は追う。

誉扇曰くこの雷の元凶は『奴』じゃないと。

一つに集結する後編ー前

青白い雷の先にいたのは、なんと信濃路ひとみだった。

信濃路「ここまでご苦労様、だねどここで死んでもらおう!」
梨名「ああ、めんどくさいやつのおでましだ」

そこに発生した一つのつむじ風。
その直後に現れた一人の緑髪の少女と狐耳の少女。

主人公を制するために現れた二大主人公
湧石早苗薬師堂綾

早苗「なーんだ、信濃ちゃん、噂は聞いてるよ。投降せい!」
綾「佳奈ちゃんの件は忘れたのかい?」

それでも全く怯まない信濃路の近くに水飛沫が上がる

江越舵名「逃がさんよ、戦犯さん!」
板垣橋四?「国のために死んだんだ。好きに居させろ」
誉扇幽音「それはダメだね。まだ刑期は残ってるし」
板垣「お前は……ああ、監視人だったね。どうだ、影響はないやろ」
誉扇「ああ、お陰で閻魔から怒られたわ!」
板垣「それは失敬……」

誉扇の苦痛な皮肉ではっとした板垣はすぐに自分の罪を認めた。
しかしながら信濃路の暴走は止まらず、ついに早苗に創成した電光の槍を向ける

妖怪郷の面々が来ようとするが、強い雷の影響でなかなか来れない。
舵名「それにしてもアホやな、作戦無しに攻めるって」
早苗「お前のせいだがな!」
舵名「まあまあ……、キレないで。私が指揮を執る!」

そこに船を漕いでいる信濃路の恋人の柊慶介と右手を抑えていた佳奈がやってきた。
その二人が到着した直後に水は一気に凍る。

雪乃・裂久夜「怨霊舐めんな! ここで終わってもらおう!」
誉扇「お前らはさっさと地獄に来い」
怨霊一同「嫌だね」
誉扇「……まあいい、お前らは地獄から除名されてる。そんなことより奴を攻めたてろ」

舵名は誉扇に対して少し強い口調で「お前が攻めろ」と言った
誉扇はすぐに「なぜ?」と聞く。

その間にも信濃路の雷は彩那を直撃した。
舵名と誉扇はそのことに気づかず、論争を止めなかった。

その頃、覚、浪江双葉はその頃違う場所にいた。
双葉「おいお前、ゲスいこと考えてますなぁ」
???「そうかい? 民主主義の奴隷と化した覚め!」
双葉「黙ろうよ……。まあ、今回の真犯人はお前か?」
???「否、そもそもお前以外の殆どの人は面識がないやろ」

場所は戻って甲板
琴音がいきなりダイブをして、信濃路と何故かいた佳奈を肩組みさせて、自撮りを強制的にする
信濃路「な……何するんだ!」
佳奈「なんで……なんでここにいるの?」
琴音「まあまあ、お二人さんは黙っとけ。私だって能力を手に入れたんだ。物を惹きつける能力、閻魔大王直伝だ」
一同「は?」

琴音は淡々と話し続ける。その内容は琴音閻魔談話?にて紹介します
まあ、ともかく信濃路の髪の色は元の黄色に戻った。

エンディング

閻魔大王「誉扇幽音、しばらくは地上と地獄を行き来していい奴らの選別を行うことにしたよ。ちなみにここにいる奴ら全員オッケーな」
誉扇「そんなことより、なんでこいつに能力を?」
閻魔大王「私が認めたから」

そうしてみんな上陸し、中羽でパーティの続きをした。
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