縹船シジマニアが連載していた『現代日本の彗星異能力キャラ文芸』、パスコメの世界観を載せたwikiです。二次創作は原作者として『縹』と書けばオッケーです!

その日の数日前には台風が中羽を通り過ぎた。

昔は『台風』という言葉が無かったが、それでもわかる酷さだった。
その時から中羽の集落の人は『洪水が起こるから人柱が欲しい』と城で騒ぎ立てた。

その頃滝中祟は?

いつも通り退屈な日を送っていた

タタリは祟り神ということで蔑まれ、周りには誰も近寄らない。
そしてこの雨である、仕返ししたいと思うのが彼女である。

「どーせ人柱を誰にするかで争うんだろーなー。ま、暇だなー。洪水でも起こそうかな?」

全神力を使い、彼女は水を貯める。

人柱争議

人々は人柱を立てろとは言うが、誰とは言っていなかった。
当然、親類を人柱にしたくない人々は揉めた。
終いには大名の娘を提供しなければ一揆を起こすとまで脅した。

しかし大名も人間だ、自分の娘を人柱にはしたくなかった。
しかしながら次第に増す水位の前に、そうせざるを得なかった。

祟はこの状況を面白おかしく見ていた。
きっと人柱は死ぬ覚悟が無いから泣き喚くのだ、と。
彼女は遠足前の子供みたいにワクワクして眠れなかった。

人柱に選ばれたお崇(すう)

君下地域を治める祭流家の四女、お崇(又の名を祭流崇
江戸で十本の指に入ると噂されている役人(柄依名の本体が無かった頃の持ち主)と話したことがあるほど将来が見込まれていた。
将来は将軍家の素晴らしい妻になるはずだったが、そこにやって来た一つの『死刑宣告』はその運命を終わらせた。

それを聞いた当初、彼女はタタリの言った通り一晩中死にたく無いと喚いた。
しかし、その後は覚悟を決めて、いざ中羽へと向かった。

運命の洪水

タタリは今まで組み合わせて来た装置を使い、洪水を発生させた。
村人も案の定対策をしていたので被害がなかった。

「また祟り神の仕業か……。そろそろ消えてくれないかな?」
「ダメでしょ、ただでさえ祟り神は孤独なのだから」

こんな村人の会話を聞いていつも通り自堕落になるタタリ。
しかしやり返すという気持ちがすぐに気を楽にした。

濁流は田んぼを削った。
しかし村人は覚悟していたことなのでそんなに落胆しなかった。

代わりに村人はこう騒ぐ
「早よ人柱を立てよ」

早く人柱を突き落とさなければ一揆が起こる。
それを回避するために、お崇は「もういいよ」と言った。

了承した役人は、彼女を人柱として突き落とした。

それから

祟(アガメ)は川の中から一生懸命に這い上がったが、なんだか体が軽かった。

祭流崇「……、うまく……成功したかな? これで万事済むのかな?」
滝中祟「うん、成功したさ! それにしてもお前は凄いなぁ、死ぬときでさえも泣き喚かなかったもん」
アガメ「ふーん。ところで、お前誰?」
タタリ「みんな大っ嫌い、祟り神だよ」
アガメ「へー、本当にいたんだ〜」
タタリ「ずっと、この集落を見てたよ。なのに人間は蔑むんだ。だから仕返し……」

アガメは少し涙を浮かべ
「なんだよそれ……、少し同情するよ。けど……、けど!」と叫んだ。
タタリ「まあお前の言うこともわからんでもない……、二度とこんなことはしないよ」

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